昨日とは打って変わって年齢層高めの男女が多数派の劇場で、小林聖太郎監督『初恋〜お父さん、チビがいなくなりました〜』。これも原作は全然知らない。 子どもたちも巣立った結婚50年目の夫婦、亭主関白な夫と猫だけが話し相手の妻の…
渋谷の映画館が若い男女で盛況でした、今泉力哉監督『愛がなんだ』。原作小説は未読。 始まって数十分までは、「なるほど、依存を恋愛と勘違いしてる若い娘さんが時間をかけて変化していく物語ね」と思っていたのだが、最終的に、なんも…
上映前から周りのお客さんが普段映画館では見かけないようなガチでイマドキのオシャレな若者ばっかりで、その時点でテンション上がったクリスタル・モーゼル監督『スケート・キッチン』、本編を見てもかなり大好物なガールズムービーで大…
ジョン・キャラハンという漫画家のことは知らなかったのだが、ガス・ヴァン・サント監督『ドント・ウォーリー』を見て、しみじみ「酒は怖いな…」ってことはわかりました。 酒に溺れて自動車事故を起こし車椅子生活を余儀な…
84分スクリーンを見つめたところで1ミリも何かを理解できたとは思いませんけど、一応見たメモとして、ジャン=リュック・ゴダール監督最新作『イメージの本』。 ゴダールの声と、音楽と、絵画と、映画、最初の方に「あ、これは『大砂…
花金の夜にふらっと近所に映画でもと早稲田松竹さんに行ったらほぼ満席でびびった、ウィリアム・フリードキン監督『恐怖の報酬オリジナル完全版』(77年)。そんな人気作なのかと嫌が応にも期待が高まったのだが。 冒頭から、意味あり…
なんとか特集最終日までにはと滑り込んで、フィリップ・ガレル監督特集にて、『救いの接吻』(89年)『ギターはもう聞こえない』(91年)だけは見れた。 なんと両方とも初見でして、そのことからもわかるように私はガレルに関しては…
こないだ見た『ビリーブ 未来への大逆転』で「いくら実話だとしてもさすがにこんなパーフェクトヒューマンおらんやろ〜」と意地悪いことを思ってしまったのだが、そのモデルであるアメリカ女性最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグ…
どことなくお上品なザギンのおじーちゃんたちと一緒に、中島貞夫監督最新作『多十郎殉愛記』を見ました。あんなに大きなスクリーンとは思ってなくて、すごい贅沢した気分。 映画自体も、私なんかですら「あああ、こういう時代劇が令和の…