見たのが結構前なもんで細部はかなり忘れつつあるが、つまらなかったことだけははっきりと覚えている、クリストファー・マッカリー監督『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』。もちろんトム様の、人間だとはにわかに信じられな…
ギョッとするほど面白かった、フィリップ・ガレル監督『つかのまの愛人』。 失恋した娘とその父親とその愛人の、ほんとにどうってことない76分のドラマ。ところどころ本気で笑ってしまうような(飛び降りようとするシーンとか、愛人の…
巷で話題の鈴木卓爾監督『ゾンからのメッセージ』をようやく。 空を覆い尽くしその街と外部を分断する謎の現象「ゾン」、「ゾン」の内部で20年間過ごしてきた大人たち、そこで生まれて海や電車を知らずに育ってきた若者たち、果たして…
実は今年の猛暑対策として先日ようやくHuluに加入しまして、早速『Girls』(「SATC」から10年後、よりリアルなNYガールズたちの恋とセックスの日常ドラマ)を見たところ、常に上半身裸で9割セックスシーンの若き日のア…
私みたいな人間(アラフォー子ナシの独身)でも落涙してしまったのに、同年代でワンオペ育児してる友だちが見たらどうなるんだろうと不安になったジェイソン・ライトマン監督『タリーと私の秘密の時間』。映画の鍵となる「タリー」が登場…
ほんとは毎日でも通いたかったアテネ・フランセさんでの「中原昌也への白紙委任状」ですが、暑さやら寝坊やらなんやらで初日しか行けず、ほぼ満員のお客さんと一緒にジャック・ターナー監督『悪魔の夜』(57年)をじっと見たのでした。…
夏になるときまぐれにインド雑貨店なんかにふらりと入って形はシンプルだけど個性的で繊細な布で作られたワンピースなんかをブランド品よりぐっとお値打ち価格で買って「お得な買い物だわ〜」とかって喜んだりするじゃないですか。そうい…
最近あまり長尺の映画を見る機会がなかったもんで189分という時間にちょっとビビってたんですが、見てみたら思いの外あっというまだった瀬々敬久監督『菊とギロチン』、面白かったです。 大正時代に実在したアナーキスト・グループ「…
あついあつい言うてる間に39歳になってたもんで、さすがに気合い入れるかとゲイリー・ロス監督『オーシャンズ8』を見に行ったらテンションぶち上がり、おかげで楽しいバースデーを過ごせました。さすが『デーヴ』(93)の脚本家は裏…