さすがにベンダースはないわ、ヴィム・ヴェンダース監督『PERFECT DAYS』、新作はえらい久しぶりのような。 役所広司がオシャレトイレの掃除をしてる映画ってくらいの情報しか持たなかったのですが、確かに役所広司がオシャ…
街全体が池袋北口のような場所・十三にて、東京で見逃していた坂本礼監督『二人静か』を鑑賞。 5年前、当時5歳の一人娘が突然行方不明になった若夫婦。いまだ週末にはふたりで情報提供を呼びかけるチラシを配っているが、妻と夫の関係…
めちゃくちゃ出遅れたけどようやく、ポール・キング監督『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』。 ティム・バートン&ジョニー・デップ版に漂う不穏な感じ、性格の悪さ(アホなガキを虐めるとかさ)は皆無、映画自体が甘いチョコでコ…
若者の街渋谷の映画館に行ったのに客の大半が白髪おじいだったのは何故なのか、杉田協士監督『彼方のうた』。 内容はと聞かれても非常に難しい、『ひとつの歌』(11年)『ひかりの歌』(19年)『春原さんのうた』(21年)から続く…
ごめんなさい、まともに一曲も聴いたことないのに誘われるがまま番場秀一監督『ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE”LAST HEAVEN 031011』を見に行きました。場内は満席、終映後は鼻をすする音も…
二日連続ライカートの新作が見られるとは嬉しい限りと、本日はケリー・ライカート監督『ファースト・カウ』へ。 映画ではあんまり見たことないような、なんにもないアメリカ。西部開拓時代のオレゴン州ってこんな感じだったのかと初めて…
若干睡魔との戦いになったが面白かった、ケリー・ライカート監督『ショーイング・アップ』(22年)。知らずに見たけどこれが最新作なのね。 冒頭タイヤを転がす横移動にうっとりしたりポートランドの光に感動したりしながらも、彫刻家…
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 新年一本目に選んだ映画は、周りで誰も見てる人がいないクリス・バック&ファウン・ビーラスンソーン監督『ウィッシュ』。 の前に上映された短編『ワンス・アポン・ア・…
一年の終わりくらいせめて敬虔な気持ちになろうと、ロベルト・ロッセリーニ監督『神の道化師、フランチェスコ』デジタルリマスター版を見に行く(ロッセリーニに関しては見てない自慢ができます)も、冒頭から「カッパ頭で全身ずっくずく…