久しぶりに途中で出ようかなと思うほど酷かった、パノス・コスマトス監督『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』。ニコラス・ケイジの狂った姿が見れると楽しみにしてたのにがっくし。次回作は園子温監督作というし、もうちょっと仕事選…
予告を見たときには「凶悪な『寄生獣』ってことかな?」と思ってたけど、実際ルーベン・フライシャー監督『ヴェノム』を見たら、めちゃくちゃファニーな寄生獣であった。まんまと騙された。 これはヴェノムとトム・ハーディのバディもの…
やっと見れた、フレデリック・ワイズマン監督『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』がもちろん大層面白かった。記念すべき監督40作目だそうで。 ニューヨークはクイーンズ区にある167もの言語が話される多様な町ジャクソン…
そういえば最終日に駆け込んでライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督『第三世代』(79年)を見たのだった。 普段(のファスビンダー映画)にも増してわけわからん度がかなり高く、何が行われてるのかほぼ理解せぬまま過ぎていった…
演劇も小説も触れたことないのに完全なイメージで「原作は本谷有希子か…」とややゲンナリしながら関根光才監督『生きてるだけで、愛。』を見たのだが、ストーリーとか演出とかほんとどうでもいいと思ってしまうくらい、主人…
今更ですけどスーザン・ジョンソン監督『マイ・プレシャス・リスト』、なかなか良い映画だった。 14歳でハーバード大学に入学するほど秀才の主人公キャリーは、しかし友だちも彼氏もおらず人付き合いは超苦手タイプ。ある日唯一の話相…
天気の良い日曜の昼下がりに見に行ったらほぼ満席だったけど、絶対にそんな映画なじゃいよねライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督『13回の新月のある年に』(78年)。 7年おきに来る「太陰年」に新月が13回廻る年が重なると…
真面目なあたしはアメリカ中間選挙の日に、マイケル・ムーア監督『華氏119』を見たのでした。 いや今までマイケル・ムーアの映画って(数本しか見てないけど)、どこか半笑いで見る感覚だったんだけど、今回はさすがに「笑い事じゃな…
ここ数日はしばらく、ユーロスペースさんで開催されていた「特集/青山真治」に通って、『EM エンバーミング』(99年、スクリーンでは初見)を見て昔見たときのイメージより全然ちゃんとした映画やな…と感心したあと監…